2026年版 おすすめのAIジュエリーレンダリングツール
執筆 HeyGema™ · 更新日 · 7分で読めます
要点
CADで作ったデザインをレンダリングしたいなら、CADデータをそのまま入力できるツールを選びます。HeyGema™(どのCADソフトのスクリーンショットでも、Rhinoの.3dmファイルでも可、無料)や、NeuroVizのような3Dファイル対応のレンダラーです。テキストやスケッチから新しいデザインを起こしたいなら、Tashvi AI、Pencil、Magic3dが候補になります。ブランドの販促画像や店頭ツールならBLNGです。ChatGPTやGeminiなどの汎用モデルはアイデア出しには便利ですが、デザインを正確には保てません。


ひと口に「AIジュエリーツール」と言っても、中身はまったく違います。モデリング済みのデザインをレンダリングするもの、指示文から新しいデザインを生み出すもの、販促用の写真を作るものがあります。選ぶ前に考えることはひとつ、「手元に何があり、何が必要か」です。この一覧はHeyGema™が作成しているため自社ツールを最初に載せていますが、各ツールの用途は率直に記載しています。内容は2026年10月時点の各社公式サイトの情報に基づいています。頻繁に変わるため、導入前にご確認ください。
比較のポイント
- 入力:ツールに何を渡すか。CADのスクリーンショット、3Dファイル、テキスト、スケッチ、写真など。
- 得意な用途:そのツールがいちばん得意とする作業。
- 無料で使えるか:料金を払わずに使えるかどうか。
| ツール | 入力 | 得意な用途 | 無料で使えるか |
|---|---|---|---|
| HeyGema™ | あらゆるCADソフトのスクリーンショット、またはRhinoの.3dmファイル | 自分のデザインのフォトリアルなレンダリング画像(お客様への提案用) | あり。100%ずっと無料 |
| NeuroViz CAD Visualizer | 3Dファイル:Rhinoの.3dm、JewelCAD、STL、OBJ、GLB | 3Dファイルのレンダリング、複数アングルの同時出力 | 無料クレジットあり、以降は有料 |
| Magic3d | スケッチや写真(AI Studio)、CADやOBJファイル(Render Studio) | コンセプト画像、マテリアルを使ったレンダリング | 無料プランあり |
| Tashvi AI | テキスト、スケッチ、参考画像 | 新しいデザインの作成と3Dファイルの書き出し | 無料プランあり |
| Pencil | テキストの指示文 | パラメトリックなジュエリーCADデータの生成 | 数点のデザインを作れる無料プランあり |
| BLNG | スケッチ、指示文、3Dファイル | ブランドのデザイン、販促画像、店頭ツール | 料金は要問い合わせ |
| ChatGPT、Gemini、Midjourney | テキストと画像 | アイデア出し、ムードボード、SNS用画像 | サービスによる |
1. HeyGema™:手元のデザインをそのままレンダリング
HeyGema™は、ご自身のCADデータをレンダリングするツールです。どのCADソフト(Rhino、MatrixGold、JewelCAD、3Design、ZBrushなど)のスクリーンショットでも、Rhinoの.3dmファイルでもアップロードできます。アングル・地金・石を選ぶと、モデリングしたとおりのアングル・石・地金を保ったフォトリアルなレンダリング画像ができます。Refineでは、文章で指示してクリエイティブなバリエーションを作れます。ブラウザ上で動作し、スマートフォンでも使えて、100%ずっと無料です。毎日多くレンダリングする方向けに、任意のProプランもあります。向いている方:製作前のデザインをお客様に見せたいオーダージュエリーの工房やCADデザイナー。
2. NeuroViz CAD Visualizer:3Dファイルからレンダリング
NeuroVizは、Rhinoの.3dm、JewelCAD、STL、OBJ、GLBなどの3Dファイルを読み込み、地金と石を設定して、あらかじめ用意された複数のアングルでレンダリングします。無料分を使い切った後はクレジット制です。向いている方:常に3Dファイルがあり、複数のアングルをまとめて出したいジュエラー。
3. Magic3d:コンセプト画像とマテリアルレンダリング
Magic3dはジュエリー専用のツールです。AI Studioではスケッチや写真をさまざまなシーンのレンダリング画像に変え、Render Studioでは豊富なマテリアルライブラリを使ってCADやOBJファイルをレンダリングします。無料プランがあります。向いている用途:コンセプト画像や、多くのマテリアルを使うレンダリング。
4. Tashvi AIとPencil:AIで新しいデザインを作る
この2つはCADより前の段階で使うツールです。Tashvi AIはテキスト、スケッチ、参考画像からジュエリーのデザインを作り、3Dファイルとして書き出します。Pencilは、指示文からパラメトリックなジュエリーCADデータを生成するAIエージェントです。向いている用途:新しいデザインの検討。デザインがCADデータになったら、HeyGema™のようなCADデータ対応のレンダラーでレンダリングします。
5. BLNG:ジュエリーブランド向けのツール群
BLNGは宝飾業界向けのクリエイティブスイートです。スケッチや指示文からのデザイン、3Dファイルからの販促画像・動画、店頭で使えるカスタマイザーをそろえています。料金は要問い合わせです。向いている方:販促や店頭での活用が必要なブランドや小売店。
6. ChatGPT、Gemini、Midjourney:アイデア出しに
汎用の画像生成モデルは、指示文や写真から目を引く画像を作れるため、ムードボードに使うジュエラーも多くいます。ただし、デザインを正確に保つようには作られておらず、石・爪・プロポーションが変わることがあります。詳しくはChatGPTやGeminiでジュエリーCADをレンダリングできる?をご覧ください。向いている用途:アイデア出しやSNS用コンテンツ。
KeyShotやV-Rayは?
AIツールではありませんが、細部まで作り込むカタログ用レンダリングでは今も定番です。ジュエリー用レンダリングソフト比較をご覧ください。
選び方
- CADデータがあり、お客様に見せる画像が必要:HeyGema™。
- 常に3Dファイルで作業し、1回のレンダリングで複数アングルがほしい:NeuroVizのような3Dファイル対応レンダラー、または.3dmファイルを使ったHeyGema™。
- CADではなくアイデアから始めたい:Tashvi AI、Pencil、Magic3d。
- ブランドを運営していて、販促画像を大量に作りたい:BLNG。
- ムードボードを作りたい:ChatGPT、Gemini、Midjourney。